結婚に失敗し、傷心だったピエールが親友のアンドレイを訪ねる。
アンドレイもまた妻を亡くし、自分が妻に対していつも冷たかったことを悔やんでいる。
今は隠居のような生活。
だが、ロストフ家を訪ねることになり、そこでナターシャに会って、アンドレイはひと目で彼女を気に入る。
ナターシャも同じで、以前、初めて見たときからずっとアンドレイのことが好きだった。
冬のサンクトペテルブルクで、ナターシャたちは社交界デビュー。
ここにアンドレイも来てるといいのに!と高まる気持ちを母親に告白するナターシャ。
母は運命の人ならきっと着てるわよ、とナターシャに言う。
いろんな所で、踊っていただけませんか?と誘う男、喜んで応える女。
不安に思っていたナターシャの元についにアンドレイが近づいてくる。
アンドレイも、前の結婚では味わえなかった高揚。
彼女こそ運命の人だ、と信じる。
ナターシャの気持ちも同じだ。
二人は、とうとう出会えた喜びをかみしめるように踊る。
そんな二人を遠くから悲しそうに見つめるピエール。
彼もまたずっと昔から幼馴染のナターシャのことが好きだったからだ。
だがピエールは根っからのいい人なので、アンドレイの弱気を励ます。
絶対に彼女も同じ思いだ。今すぐ求婚すべきだ、と。
人にはそんなことが言えるくせに、ピエールはついにナターシャに本当の気持ちを伝えることができなかった。
結婚は破綻していたピエールだが、フリーメーソンに入り、人のために生きようといろいろ見てきた結果、どういうわけか、エレーヌにも慈しみの気持ちを取り戻してしまう(笑)
彼女に無礼な態度を謝り、やり直そうと決意してしまう。(究極の謎ですw)
エレーヌは今も男がいるし、ピエールのことなんて全然愛してないけど、彼の財産は魅力的だ。
元のさやに戻り、おいしい汁だけ吸うつもりだ。
ナターシャのロストフ家は兄のニコライがダメダメで、ピエールの妻を寝取ったあのドーロホフにしこたま作った賭博の借金で、首が回らなくなっていた。
両親は家の財政を立て直すため、ニコライにジュリーと結婚してくれと頼むが、ニコライは自分の気持ちに正直に生きたいなどと、自分の作った借金で家が大ピンチなのに、まったく自覚がない。
ニコライは従姉妹のソーニャと結婚したいなどと言う始末。
母は怒り爆発。
そんな状態でニコライはまた軍に戻っていく。
今回はそんな流れでしたが、次回の予告を見たら、驚きですね。
ナターシャが強引に他の男に誘惑されてしまい、なぜかそれに応えてしまった模様。
そしてアンドレイはそれが許せず、ピエールは途方に暮れるという展開が待っているようです。
人生、なかなか思うようにいかない主人公たち。
不器用で、歯がゆい感じの主人公たちです(笑)
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