戦争と平和・第1話のネタバレ感想
戦争と平和・第2話のネタバレ感想
これまであまりにもパッとしなかったピエールでしたが、今回の前半はイケイケでした(笑)
まず前回、誰が見ても負けるに決まっている決闘を勢いで申し込んでしまったピエール。
決闘の仲立人にさえ、「あの時は勢いだった、ごめんと謝まればまだ間に合う」とか言われる始末。
それもそのはず、ピエールは銃の撃ち方すら満足に知らないからだ。
今ごろになって仲立人に構え方を聞いて呆れられる始末。
だがピエールはもう後へ引けない。
なぜかここへ来て男のプライドを掲げるピエール。
でもこの仲立人はいい人で、説得を諦めて背中を向けたあと、ちゃんと十字を切って祈ってくれてましたね(笑)
で、ついに決闘が始まる。
中央線の5メートルぐらいのところにそれぞれ剣が置いてあって、それよりも相手の陣地に近づいてはいけない。
というルールのよう。
何発撃てるのかはわかりませんでしたが、互いにゆっくりと近づいていき、ピエールが撃った一発目がなんと奇跡的にドーロホフの腹のあたりに命中w
ドーロホフは腹を負傷。血まみれになりながらも、何とか一発撃とうとする。
あとはもうピエール、身を伏せるなり隠れたりすれば勝ちなのに、自分がまぐれで命中させた衝撃でボーっと立ち尽くしている始末。
仲立人が身を隠せ!とか言ってるのも聞こえず、呆然と立っているところをドーロホフが最後の力を振り絞って撃つ。
だが、弾はピエールには当たらなかった。
決闘に奇跡的に勝ったピエールは家に帰ると、偉そうな物言いの妻エレーヌにも「お前なんかとっとと出て行け!!」とブチ切れる。
エレーヌは不敵な顔で、「別れるのはいいけど、だったら財産をもらわないとね!」と偉そうに言う。
ピエールはその偉そうな態度に怒り狂い、暴言を吐いて、テーブルをひっくり返してエレーヌを追い出すのだった。
ピエールの活躍はここまで(笑)
自己嫌悪に陥ったのか、今までの人生をリセットしたいのか、このあと彼は迷走して、自分を変えたい、生まれ変わりたい。
と、偶然知り合った「フリーメイソン」(秘密結社)の男に勧められて「フリーメイソン」に入会するのだった。
奇妙な儀式で「敵に復讐することなく、善き事のみをするように。メンバーを互いに助けるべく身を捧げよ」と説かれて、意識変革で生まれ変わり、ピエールは世に出るのだった。
辺鄙な土地に学校を建てようとか、確かに生まれ変わったかのように活動を始めますが、これが吉とでるか凶と出るかはまだわかりません。(どうみても全て失敗に終わる予感。その伏線のように思えてなりませんw)
この頃戦況は、ロシアとフランスが和平協定を結び、フランスとの戦争は終了。
アンドレイは一足早く負傷して戻ってきますが、妻リーザは男の子を生んで、難産の末、帰らぬ人に。
そして、決闘で死んだと思っていましたが、ドーロホフはしぶとく生きていましたw
瀕死の重傷を負ったはずなのに、まったく女グセは治らず、ナターシャのいとこのソーニャにプロポーズ。
だが、ソーニャはナターシャの兄ニコライに想いを寄せていた。
そのことを知ったドーロホフは、ニコライからイカサマの賭けで大金を巻き上げて復讐するのだった!
相変わらず酷いドーロホフですが、どちらかというと、兄ニコライのバカっぷりと父親のお人よし加減に呆れる展開です。
この賭けの負債で、家を売らなければならないかもしれない大ピンチに陥るロストフ家なのでした。。
なかなか展開が早く、ビュンビュン進みますが、「戦争と平和」面白いですね。
ずる賢い悪人とバカ正直な善人のコントラストがはっきりしているので、分かりやすいですね。