今回はもう完全に戦争パートでしたね。
アンドレイは前線に向かい、ピエールは謎の行動をとり続けます。
ピエールは何を考えているのかまったくわかりません。
伯爵の普段着のまま、戦場を放浪しています。
将軍に最も危険な場所に行かせて下さいと頼み、砲弾が次々と
飛来してくる場所で銃弾を運んだり、率先して仕事をこなします。
そして、周りの兵士たちが次々と死ぬ中、砲弾がすぐそばに落ちて
体ごと何メートルも吹っ飛ばされても、ほぼ無傷で生き続ける強運の持ち主です。
フランス軍がモスクワに侵攻し、貴族たちも避難する中、
ピエールだけはナポレオンを殺すんだ!と実現不可能なことを叫びながら、
人々とは逆の方向へ進んでいきます。
大儀あっての行動に見えて、火に包まれた家に、小さな女の子が逃げ遅れて置き去りにされていると聞けば、
火の海の中へ飛び込んでいきます。
そのお母さんが兵士達に乱暴されているのを見つけたら兵士に飛び掛っていき、
犯罪者扱いされて、銃殺刑の寸前まで行きながら、なぜか助かります。
ピエールは神がかった強運の持ち主です。
一方、アンドレイも戦場で一瞬、頭が真っ白になり呆然としている時に、爆弾で吹っ飛び、瀕死の状態で運ばれます。
最後の最後でナターシャに会い、ナターシャが許しを請い、アンドレイも自分の頑なさを謝り、二人は和解します。
でも、アンドレイはピエールほど神がかっていないので、復活することなく死んでしまいます。
ナターシャの家も、私財をほとんど運び出さずに避難してきたので、一文無しです。
今後は、アンドレイの妹とナターシャの兄の結婚で、家の財政を支えるしかないでしょう。
予告を見る限り、次回、とうとうピエールがナターシャに告白するようですね。
どう考えてもそれがお互いにとって一番いい道だと思うのですが、ここだけはくっつきそうにありませんね。。。
そろそろドラマも終盤。
強運の持ち主で不死身のピエールですが、不器用で生きにくくてしょうがない。
容易に死ぬこともできず、混乱の時代の中、放浪しつづけるのでしょうね。
とりあえず最後まで見守りたいと思います。