キム・ゴウン主演ドラマ「ウンジュンとサンヨン」の感想をダラダラ
韓国ドラマはニワカの私ですが、
キム・ゴウンという女優さんの名前ぐらいは知っていて、
彼女が出ているドラマならちょっと見てみよう、と思うのです。
ネットフリックスで「ウンジュンとサンヨン」という自分的には
なんだか覚えにくいタイトルのドラマです。
はじめから、すごく面白い。
まだ2話を見終わったばかりですが。。
なぜか思わず書こうと思いました。
子供時代から始まるドラマ。
だいたい子供時代から始まると、まあ、適当に紹介を終えて
さっさとキムゴウンの大人時代に繋げてよ、とか思う方なのですが……。
今回ばかりはこれがまったくそうはなりませんでした。
このドラマ、子供時代をものすごく丁寧に描く。
小学生の少女ならではの繊細な心理描写をこれでもかと描く。
そして、ウンジュンの少女時代を演じる子がそれを見事にこなしていく。
演じている、というふうにも見えなくて、
途中からウンジュン本人の子供時代をそのままのぞき見しているような感じでした。
育ちも頭もいい転校生をちょっと憧れの目で見るこの貧乏少女が
キム・ゴウン演じるウンジュンの少女時代。
ひょんなことからこの育ちのいい転校生の彼女サンヨンに敵対心を燃やす。
(叩かれて悔しくて泣いちゃうところとか、わかる。。という感じでぐっときました)
転校生もプライドが高く、何か世の中や親や兄貴の些細なことが
どうも面白くない。なんか言葉にできないイライラ。とにかくなぜか気に入らない。
そんな少女の心情がとてもリアルで物語に引き込まれていきます。
互いに意地を張ったり、ケンカしたりするけど、
どこか特別な感情を互いに持っている二人。
ウンジュンから見たら、育ちのいい転校生のお兄ちゃんやら、お母さんやらが
やたらと魅力的に見えて、それがまた複雑な感情を持つことになる。
このへんが本当によくできていて、丁寧に描くんだけど、
かといって無駄な描写はない。うまいなあ。
で、2話の終わりらへんで、ついに大学生時代のキムゴウンに
バトンタッチされるのだが、それが、あー、変わっちゃった。。
と、まさかの残念に思ってしまいました。
もっとこの子供時代の物語をみたかったなあ、と思ってしまった。
ずっと子供時代の話だと視聴率とか取れないかもしれないけど、
いいんじゃないかなあ。
少女時代を演じるこの子役の子の表情が本当にいい。
好きなものが次々と口から出てくるくせに、友だちに自分は「厭世的」だと
気取って語ったりするその微笑ましさに、友だちのお兄ちゃんもつい思い出し笑いする。
ウンジュンがあれが好きとかどんどん言っていく表情なんて、まじで本人。
ウンジュン本人をドキュメンタリーで見ているような錯覚に陥るほどの完成度でした。
うーん、子供時代をもう少し見たかったなあ。残念だなあ。
(さっさと大人の物語を進めてよ、と思う方なので本当にこのドラマはよくできている)
大人のドラマの方は冒頭から、ちょっと強めのフックがあって、
久々に会った彼女たちの複雑な思いからの、ウンジュンの怒りがふつふつと湧き上がるところまで、
これまた無駄なく分かりやすく端的に描かれる。
ちょっと難病ものとかは苦手なんだけど、最後まで見てみます。
(途中までの感想)