「ターミネーター:新起動/ジェニシス」ネタバレありの感想です
久々のターミネーターで、期待して見たのですが…………うーむ。という感じでした。
残念なところ１．
何だか時間軸がややこしいです。
タイムトラベル物の悪いところが出てしまいました。
おそらく極力矛盾がないように、話を練り上げていったのでしょうが、
いちいち見ながら考えないといけないのが苦痛です。
えーと、この時ああだから、この時代の人はこうなっていて……と、
立ち止まって考えないといけないし、そんな暇ないし、考えてもこんがらがります。
残念なところ２．
最強のターミネーターが、それほどT１０００の威力と変わらないです。
殴ったと思ったらにょろにょろと形と向きを変えてて、すぐさま殴られるとか。
人間そっくりとか。血が出たと思ったら、分子レベルで組み換えが行われてるとか。
なんかせこいバージョンアップです。T１０００のときの驚きはありませんでした。
残念なところ３．
主人公たちの追い詰められ方、逃げ方もあまり工夫が泣く、既視感バリバリです。
いろいろと時間軸を人々が行ったり来たりしてる割には、ストーリーが一方調子なのです。
攻めてきた、何とか撃退、やっぱ無理みたいだ、逃げろの繰り返し。
それでもまだ追ってくるか！というしつこさがターミネーターの魅力のはずが、
ずっと追ってくるんだけど、それほどしつこさを感じないというのはどういうことでしょう（笑）
残念なところ４．
役者の魅力があまり感じられませんでした。
ジョン・コナーは明らかにミスキャストでしょう。
ジェイソン・クラークはいい役者さんなのかもしれませんが、
ジョン・コナーはもっとセクシーな俳優にやってもらいたかった。
サラコナーも、これまでの彼女とは全然タイプが違うし。
なんだか違うなあと思ってしまいました。
イビョンホンも無理やりで、いてもいなくてもいいようなターミネーターでしたし。
これといった山場もなく消されてました。
ターミネーター・ジェニシスには期待しすぎていたせいか、
かなり辛口になってしまいました。。
もしかしたら、普通のアクション映画として楽しんだ人もいるかもしれません。
シュワちゃん、思ったよりもたくさん出てるし。
ただ、最後はバージョンアップであっさり戻って来るところも
もっと盛り上げるべきだろうと思いました。
それでもシュワちゃん、続編にも出る気満々なのかな。。
「おじさん」でいいのかなあ。
１と２がいかによくできていたかを思い起こさせてくれる映画でした。
時間軸うんぬんはもっと単純化して、もう少しアクションの工夫と、
追いつ追われつの展開の仕方を工夫すれば、わかりやすいエンターテインメント映画としての
新生ターミネーターができたと思うのですが、ちょっと残念でした。
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満足できなかった人は、もう一度ターミネーター２を見ましょう。
本当によくできています。
