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「ドライブ・マイ・カー」(映画)を見た感想。後半ネタバレあり

ドライブ・マイ・カーをようやく見た。
評判はよかったし、濱口竜介監督の作品は好きなので期待していたが、
それ以上の面白さだった。

村上春樹の「女のいない男たち」の中に収録されている「ドライブ・マイ・カー」が原作。
他にも「女のいない男たち」の中に収録されている「シェエラザード」など村上作品の要素が随所に見られる。

でもこの作品は、短編小説「ドライブ・マイ・カー」を大きく改変しているともいえる。
短編小説を3時間の映画にするのだから、いろんな要素が加えられているのは当然だ。
でも、それ以上に大きく違うことがある。
映画が始まった時点では妻は生きている。
あとから回想で処理するのではなく、はじめは妻がいた。
これは思い切ったなあと思った。

あの原作を映画化する時、それは普通のようで、なかなか思いつかない気がした。
どうしてだろう。
妻に死なれてしまった男の話だと認識していたからだと思う。

だから「女のいない男たち」なのだ。
妻に死なれてしまったということが前提で始まる男の話。
そう書かれた小説なのではないだろうか。

濱口監督はそこから大胆に変えていった。
他にも原作にもあったチェーホフの演劇を多言語演劇にしたり、
浮気相手の年齢を若くしたり、いろいろ変わっていた。

だけど、まったく別作品かというと、これは間違いなく村上春樹の「ドライブ・マイ・カー」でしかないとも思った。

でも村上春樹本人はどう思ったんだろう。
どこかで自分の作品とは違うと感じたような気もする。
村上春樹の感想事態はどこにも載っていないから、公には何も言ってないのかもしれない。
(これだけ評価されている作品なのだから、それはそれでちょっと不自然な気もするが。。。)

つづきはまた後のど。。

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