海外ドラマ GIRLS/ガールズ(HBO)がHuluで動画配信開始!
全米で
基本的にHBOのドラマが大好きです。
HBOと言えば、まず「セックスアンドザシティ」を思い出しますが、
あのドラマは90年代の30代女性4人の話でした。
で、今回は、10年代の20代女性4人の話。
同じく、ニューヨークに住む女たちですが、SATCのゴージャスさは
まったくなし。
むしろ、全否定のこじらせ女子のリアルな日常を描いていて、
これが、めちゃくちゃ面白いです。
ドラマ GIRLS/ガールズの主役は小デブだけど天才!
主人公のハンナは小デブだし。みるからにパッとしない。
で、親に仕送りを止められ、インターンで入っていた会社にも切られ、
職探し中。
でもまあ何とか彼氏もできて、元彼もいる。
ところが性病をうつされてて、元彼に会いに行ったらなんとゲイになってた。
初めは久しぶりの再会にいい雰囲気だったのに、元彼のその告白で台無し。
「え? 私と付き合ってるときから男と寝てたの?」
「そうだよ」
と、開き直る元彼。ハンナが「捨て台詞を言うわよ」と帰ろうとすると、
「お前の父親もゲイだ」と先にひどい捨て台詞を言われてしまい、呆然。
行き場のない怒りを家に帰ってから音楽大音量で変なダンスを踊って発散。
と、3話の終わりはこんな感じで、主人公のハンナは決して美人じゃありませんが、
憎めない。奔放で面白い。
で、このドラマ、主演のレナ・ダナムが企画、監督、脚本、プロデュースまで
手掛けているんですね。
すごいです。こんなクリエイターがポンと出てくるからアメリカは恐ろしい。
で、20代のそんな彼女に全権を任せてしまうHBOも凄いです。
コケたら彼女と心中ですが、内容と脚本の出来に自信があったのでしょうね。
結局、第70回のゴールデングローブ賞では、テレビ部門(コメディー・ミュージカル部門)の
作品賞と主演女優賞をレナ・ダナムがW受賞。完全勝利です。
映像的にもとても現代的です。
室内は柔らかい光で撮っていて、ドラマはなかなか過激ですが、見た目はソフトで
洗練されています。ヒネリが効いてるし、とても際どくて子供には見せられない内容。
特にセックスシーンなどは日本のドラマじゃありえないですね。
でも、そういうところがウリではなくて、女子たちのリアルな性と生活が
見事に描かれていて、30分ドラマなんですけど、1話にぎゅーっと濃縮されてて
本当に楽しいです。
セックスアンドザシティがのどかに感じるほど、過激でリアルで現代的です。
これは継続視聴確定ですね。
あ、ちなみに彼氏役はアダム・ドライバー。
新作スターウォーズのカイロ・レンですね! 大胆な演技を見せています。