netflixのドラマ、「ノット・オーケー」を見始めました。
アメリカの片田舎。冴えない女子高生の主人公が鬱屈した毎日の中、
突如、能力に目覚める。。。という話ですが、すごくリアル路線。
ペンシルベニアの田舎町が舞台。
主人公のシドニーが言うには、「名産品すらないつまらない地域」で、
「大気汚染度全米第一位に何年も連続で選ばれている町」とのこと。
そんな町に2年前から住んでいる冴えない白人の女子高生、シドニーが主人公。
その冴えないぶりが、けっこうリアル。平均的な容姿。
ちょっと皮肉屋で、あまり笑わない。友だちと明るくわいわいやれない。
突発的にキレることがある。
それで学校でカウンセラーの先生を付けられている。
でもカウンセラーの先生もちょっとさじを投げてるところがある。
それで先生はシドニーに日記をつけてみるといいと勧める。
誰にも見せなくていいの。自分との対話よ。
それでこの物語は、シドニーが「日記さん」に話しかけるスタイルで進められる。
自分の思いのまま、ありのままの声がモノローグ風のナレーションになっている。
そんな彼女にもなぜか親友がいる。ディナだ。
ディナは肌の色が褐色で、スポーツ万能の人気者。
ほぼ同時期にこの町に来たので、なんとなく親近感を持ってくれているらしい。
でもそんなディナにも彼氏ができてしまった。
シドニーに言わせると、クソ男。学校でもとてもモテる奴だが、
なぜかシドニーは彼が気に入らないというか、はっきり言って嫌い。
ディナと二人でファミレスで食べている所にこの彼氏が合流してくる。
なんかやっぱりイラつく。
そこで彼の顔をじっと見ながら、念を入れているうちに、彼から鼻血が。。
私がやったの???
始まって、たったの10分ちょっとでここまで描くのだからテンポもよくて素晴らしい。
近所に住むスタンリーバーバー君。
悩みゼロのいい奴。
近所に住んでるのにうちに来たことないだろ?今度音楽聞きにおいでよとシドニーを誘う。
ああ、う、うん……という感じのシドニーだが、承諾してみる。
シドニーの家は母子家庭。
小さな弟リアムと三人暮らし。リアムは優秀みたい。
シフト制で働いている母親とはなんか馬が合わない感じ。
深夜の母親とのテレビを見ながらの会話。
シドニー「私、時々思うんだよね。人に愛されてないかもって」
母はシドニーの方を見ずにテレビを見たまま答える。
「(ため息)それは……求めすぎなんじゃない?」
母がワインを飲み、そこで会話は終了。
思春期の複雑な時期の彼女にはなかなか痛い。その場を離れる。
どうやら自分の気持ちをよくわかってくれていた父親は自殺してしまったらしい。
なぜ自殺したのか、なぜそれについて言及しないのか。
いろいろイラつく。それが積み重なっていき、その夜、また異変を感じる。
どうやら、彼女は特殊能力を持つようになったかもしれない。
というところで第一話は終了。
普通に面白い。こういうアメリカの片田舎の閉塞感を描いた物語はけっこういい。
継続決定!