今回は、静かな流れでしたが、深い内容でした。
「長期戦」。
ビーは、ジョディの告発会に出席する直前に、男に後ろから顔を布で抑えられ、
気絶したところを、幻覚剤を打たれ、その後に錯乱。
男に襲われたと訴えるも、証拠がないので誰も信じてくれない。
ビーは微かな記憶をたどり、ファーガソン看守長が裏で糸を引いていたと確信する。
今のところ頼りになりそうなのは、カウンセラーのブリジット。
そして、もう一人がヴェラ。彼女はファーガソンの右腕だが、少しだけ不信感を抱きつつあった。
囚人が暴動を起こしたときに、ファーガソンが自分を見捨てたのを知ってしまったからだ。
だが、このビーの味方になれそうな二人が、フランキーをめぐって奇妙な対立構造になる。
もともとブリジットは、ファーガソンの思うままに動かないため、
ファーガソンは彼女を何とかしたいと思っている。
と、そこにブリジットを狙えそうな材料が転がり込んでくる。
ブリジットとフランキーの不穏な関係だ。
ヴェラが話したのだ。
ブリジットとフランキーはまだ関係はない。
フランキーが一方的にブリジットに性的魅力を感じている。
ブリジットはカウンセラーという職業柄、拒んできた。
だがその関係が危うくなっている。
フランキーが、告白した内容はあまり表に出せない内容。
子供の頃の母親へのトラウマの件を聞き出したかったブリジットだが
フランキーの告白は意外なところにいきつく。
前看守長のメグ・ジャクソンを殺したのは自分だったと。
事故だったけど、殺した。
彼女が死んでいくのを母親と重ねようとした、とフランキーは告白する。
さすがにやばい内容なので、ブリジットは「聞かなかったことにするわ」と言う。
だが、この告白を堺に、ブリジットの中でもフランキーに対する気持ちに変化が現れる。
だが、もっとまずいことが裏では起こっていた。
フランキーの告白したテープを、深夜にブリジットの部屋に侵入したファーガソン看守長に
聞かれてしまったのだ。
ほくそ笑むファーガソン。
おそらく、この材料を元に、フランキーとブリジットの仲を引き裂き、
フランキーの仮出所は取り消し、ブリジットは飛ばす、という計算が彼女の中でできたのでしょう。
ビーは、看守長の心の闇が本当に真っ黒なものだと知り、容易に動くべきではないと判断。
そして、今回のタイトルでもある、「長期戦」に向けて決意を固める。
自分が持っている証拠は、指に付着していた犯人の皮膚のみ。
これを元に何とか真実を暴くことができるかどうか。
アルコール中毒に再び陥りつつあるリズはまさにどん底。
前回、お腹をぶつけてしまったドリーンは無事だった様子。
でも、アルコールを飲むリズに、完全にアルコールを断つまで近づかないで、と宣言する。
母親がアルコールにおぼれるのをじっと見ている娘。
だが、母親の枕元にアルコールを置いていたのは彼女なのかもしれない。。
ちょっとそんなふうに取れる娘の表情のカットがありました。
今後の行方が気になります。
看守長の闇が思いのほか深かったと認識したビー。
この闘いの行方も気になりますね。