ハンドメイズテイル、シーズン2、第12話。
とんでもなく面白かったです。
まさかここへきて、ニックにあてがわれた新妻のイーデンにあんな悲劇が訪れようとは。。。
今回の第12話は個人的にはシーズン2のこれまでのベストです。
イーデンはセリーナにすり寄ってオブフレッドと敵対していく展開になるだろうとずっと思っていました。
セリーナも素直な彼女を妙にかわいがっていたし。
でもそんな浅いストーリー展開予想はあっさりと裏切られました(笑)
あのキスをしたアイザックと本気になってしまったのですね。
ニックにキスを見られ、何も言わないニックに、浮気を責めてよ!!
と逆に怒る彼女に、やっぱり何も言えなかったニック。
純粋そのもののイーデンはとうとう駆け落ちしてしまいます。
その前の深夜、オブフレッドとの最後の会話となったシーンもすごくよかった。
何気ないシーンだったのが、後で思うとジーンときます。
愛を選んでいい、と言ったオブフレッドが背中を押したことになったのか。
いろんな意味にとれる深くて味わい深いシーンでした。
結局、イーデンは彼と共に捕まってしまいます。
処罰を受ける直前、ニックが初めてイーデンに向き合い、謝るシーンもよかった。
何とか逃れろ。彼に連れ去られたと言え、と説得するニックは本気でした。
自分のせいだと彼は深く落ち込みます。
でも彼女はアイザックと共に処刑される道を選ぶ。
プールの飛び込み台の上から重りを付けて水中に沈めるという惨い処刑方法。
それを客席から見守る聴衆。関係者も多数立ち合います。
オブフレッドはもちろん、セリーナもショックを受ける様子が描かれていました。
イーデンのことを今まで影の薄い当たり障りのないキャラクターだとしか思っていませんでした。
それがまさかこんなにインパクトのあるラストを描かれるキャラになるなんて……。
本当にかわいそうでしたが、でも最後にアイザックと愛し合えたのでしょうね。
捕まるまで少し間があったから。
それだけが唯一の救いです。
一方、悲しみにふけるウォーターフォード家。
脱走未遂を犯したオブフレッドを決して許そうとしなかったセリーナ。
そんな彼女もイーデンの死を悼み、ついにオブフレッドを赦して授乳させる。
赤ちゃんも母乳を吸いながら安心して穏やかになるこのシーンもとても感動的でした。
全体的に静かなシーンの多い回でしたが、重層的な意味合いを持ち、すごく深い話になっていました。
脚本も演出も素晴らしい。。。
あとはエミリーの暮らすことになったあの奇妙な家ですね。
彼女はどうなってしまうのでしょう。
あの司令官は変態なのでしょうか。。
どんな仕打ちにあうのか恐怖と緊張でドキドキするエミリーの視線で見てしまう描写が見事です。
次の13話でとうとうシーズン2も終わりですね。
さてどんなラストになるのか。
今からとても楽しみです!
ハンドメイズテイル・侍女の物語はhuluで見ることができます。