ウェントワース女子刑務所のシーズン3が始まり、早くも第2話。
シーズン2のラストでビーが復讐を遂げ、戻ってきて刑務所のボスの座に座り、
もうビーに関しては描ききったんじゃないかと思っていたのですが、
シーズン3はよりキャラクターたちを深く掘り下げて描いているように見えます。
表面的に派手な動きもありますが、登場人物たちの内面の描写が素晴らしい。
ウェントワース女子刑務所は、シーズン3に来てドラマとしての深みが増し、
さらに面白くなってきました。
ビーはどうなってしまうのか。
やっぱり看守長の術中にはまってしまうのか。
目が離せません。
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前回、ビーは暴動を起こすという強行手段を取って、看守長のファーガソンを
交渉の席に着かせました。
結果は、ビーの勝利。
強引な手法をとるファーガソンにこちらの要望を飲ますことに成功しました。
要望とは、急速に締め付けを強化していくファーガソンの手法を弱めること。
要約するとそういうことなのですが、ファーガソンもビーも、思いは違っても、
刑務所内の薬物を撲滅する目的は同じです。
二人はいがみ合うのではなく、互いに利用しあって目的を達成するかに見えて、
ここは抜け目がなく、ずる賢いファーガソン看守長が一枚上手なのか、
何かビーを出し抜こうとしている様子が随所に描かれています。
ビーの強力でフランキーを麻薬取引の現行犯で捕らえ、
刑務所内での対立を深めたいという目論見のファーガソン。
それに乗せられちゃダメだとマキシンがアドバイス。
(マキシンはシーズン2のオドオドした性格が見違えるように、強くなりましたw
はっきり言ってもう立派な用心棒です。彼女の変わりようが一番の驚きですw)
ビーは、フランキーをファーガソンに渡すのではなく、フランキーの周りにいる
外堀を少しずつ壊していきます。
フランキーはブーマーを助けられず、ブーマーは初めてフランキーに対して
心の内を吐露します。
私はあんたが好きなのに、あんたはちっとも私を愛してくれない。
ブーマーの切実な訴えに、フランキーの心も揺れます。
結構、重要なシーンですね。
ブーマーがフランキーに対して面と向かってあんなに激しく意見したのは初めてなので。
そしてラストで大きな動きがありました。
どうやらビーの元夫が殺されたらしいと。
警察が来て、ビーとなぜかウィルジャクソンに話を聞きに来る。
その時に、ほくそ笑む顔を見せたファーガソン。
この殺人事件に彼女が一枚噛んでいるのでしょうか?
次回から、何らかの形でその真相が明かされていくのでしょうね。
強くなったビーが、どこへ行こうとしているのか展開が読めず面白いです。
ブーマーがリズと本当は和解したいような複雑な気持ちを持ち合わせているところや、
リズが娘に対してもつ気持ち、ドリーンとの信頼関係などなど。
人物たちの複雑な心境をうまく描いていて面白いです。
シーズン3も相変わらず楽しみなドラマです。